京いちにち~大工のスゴ技 かんな"薄削り"大会
2024年7月24日、NHK京都放送局『京いちにち』という番組に、当社若手大工さんが沢山出演させていただきました。
6分間でしたが、生放送という事でだいぶ緊張があったようです。
レポーター(以下、R)「京都市右京区の工務店に来ています。カンナの薄削りの技術を競う大会の様子をお届けします」
(斉藤君が頑張って削っています)
R「さあどれだけ薄く削れたでしょうか?」
(斉藤君が、測量器を当てています)
R「11μmです!」
(斉藤君、ちょっとがっくり)
(工藤さんと高谷さんが削る練習をしています)
R「削られた後の木材をご覧ください。表面がつるつるですよね。この大会は2年前から始められました。大会を始められた斎藤さんにお話を伺います」
R「薄削りを練習される理由は?」
斎藤「仕事では機械で削ることもあるのですが、薄く削れるということで、木材の艶や肌感を一番いい状態に持っていけるのは手がんなということになっています。それで練習をしています」
(縁側写真。斉藤君が施工しました)
N「その確かな技術から、こちらの工務店では、京町家の修復実績は府内トップクラスといわれています」
N「かんなの手入れも大きなポイントになります」
三谷「研ぎがきれいにできないと、木材を上手に削れないので、とても大事な作業です」
N「いろんな砥石がありますね」
三谷「研ぎながら刃の状態を確認し、砥石を使い分けています」
N「もう一人、木材を削っていただくのですが、三年目の益倉さん。なんとこの大会、5月6月と2連覇を果たされています!
R「さあ、薄いところを選んで!」
(益倉が、測量器を当てています)
R「17μmです!」
(益倉君、かなりがっくり)
R「生放送という事で、少し緊張されたんでしょうか。普段はどのくらいいくんでしょう?」
益倉「調子よかったら1桁はいくのですが・・・」
斎藤「ベテランや中堅の大工さんもいるのですが、大会を通じて、若い子の技術が向上し、たくさん仕事をしてくれることによって、会社も盛り上がっていくのではないかと思ってやっています」
R「京都市右京区からお伝えしました」
スタジオ「競い合える仲間がいるというのはいい職場ですね」
スタジオ「薄さに感動しましたね」