アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

京bizW ~京町家の改修に特化 注目の企業~

今週の特集 京町家の改修に特化

 中小企業支援センターさんのご厚意により、KBS京都TVのビジネス番組「京BIZ」に取り上げていただきました。
 なんか、弊社の宣伝番組のようで、すごく恥ずかしかったです。
 
 でも、15分位放映していただき、本当に嬉しかった♪
 「遠くへ行きたい」で取材を受けながらテレビに映らなかった牛田君も、やっと登場です♪

京町家修理の専門家 アラキ工務店

ナレーション(以下N)「京都市内に残る『京町家』。現在も3万軒近く残っているといわれていますが、 この京町家の改修に特化して、業績を伸ばしている工務店とは?」

京町家を説明する竹内さん 竹内「みなさん、こんばんは。今日は、京都市右京区梅津にあるアラキ工務店さんをご紹介します
大正15年創業の工務店ですが、現在も、自社工場で木材を加工し、古いお住まいの改修を中心に営業をされているとのことです」

アラキ工務店1F工場 荒木「われわれのような小さい工務店が生き残っていこうとすると、大手のハウスビルダーさんと同じ事をやっていてはダメなんです。 プレカット工場で加工したものをそのまま現場で組み立てる・・・、これでは、弊社を選んでいただけません。 弊社にしかできない(と、いうと大げさですが)、そういう仕事をしていかないと、いけないと思いました」

町家を熱く語る私♪ 荒木「幸い、弊社には、大工道具が扱えるたくさんの大工さんがいます。彼らの技術を生かせる仕事をしたい。 他社さんが、敬遠するような古い町家なら、そうした大工の技術が生かせると考えました」

基礎や構造から改修 工事現場拝見

町家の改修現場1 竹内「西陣の工事現場にやってきました。アラキさん、今この町家はがら~んとして何にもないですね」
 
荒木「先日基礎屋さんが工事を終わったところなんです。
 これから、イガミを直したり、揚げ前といって高さを調節したりします。構造から直していくのが一番大切なんです」
 
竹内「このお住まいの特徴は?」

町家の改修現場2 荒木「現在骨組みだけですが、とても良い状態ですね。たとえば、この柱の下には、束石はありますが、2段重なってますでしょ? これは、以前、腐朽した時、昔の大工さんが足元を直しておられた証拠です」

町屋の改修現場3
竹内「こちらのお住まいは大分工事が進んでいますね」
 
荒木「こちらは、大黒柱の周辺の状態が悪く、大黒と夷柱を5cmほど上げたりして全体を調整しました」

町屋の改修現場4 竹内「町家というと寒いというイメージが・・・」
 
荒木「このお住まいでは、畳下にもポリスチレン系の断熱材を入れています。土間の下や敷框の下まで同様の断熱をし、気密性を高めています」

 

竹内「大工さんが沢山働いていらっしゃいますね」

町家を改修する大工牛田1 町家を改修する大工若山1
町家を改修する大工牛田2 町家を改修する左官

荒木「ほとんどの職人さんが、学校を出てすぐに弊社に勤めだした職人さんです。うちの宝です(笑)。今の新築だと、鑿も鉋も鋸も一切使わないですよね。でも、京町家などの古いお住まいの改修をすると、既存に合わせて仕口を加工しないといけないし、柱が全部見えてくるので大工道具が必要になってきます。古い町家の改修は大変ですが、職人さんにとっては毎日が勉強で楽しい仕事です。」

地元の工務店が果たすべき役割

アラキ古材倉庫 N「地元に根ざし、地域に愛される工務店になるため、古い建具や柱も沢山ストックしておられるそうです。古い町家だと建具の大きさがみんな決まっているので使い回しがきくとか」

アラキ工務店事務所 N「古いお住まいの改修は、『めくってみないとわからない』部分も多く、その都度職人さんと連携しなければなりません。でも、1軒でも古いお住まいを残していくお手伝いができると社員一丸となって頑張っておられます」

アラキ工務店について アシスタント「古いものを残したいのに、大工さんがいないって、大変な時代になりましたね」
 
竹内「何とかして、技術を後世に伝えていければいいですね」

 牛田君を撮影して欲しかったので、「I邸の職人さんを取材して!」って、お願いしたのですが、丁度、カメラマンが到着した時に、牛田君が長時間のトイレにいっちゃってました(笑)
 それで、若山さんが倍ほど映ってます♪
 左官の福井さんも沢山映ってました。よかったね~
 
☆☆ 写真提供:KBS京都 ☆☆
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