長屋建てリフォームII
京都大学の近く、学生さんがたくさん住む地域に残る古家を、全面改修する事になりました。
今回も長屋建です。内部は全面改修する事になったので原型は全くとどめいほどの工事になりました。残されている古い材料といえば、いままで見えていなかった小屋裏の梁や母屋木ばかりです。
貸し家として再利用されるのですが、床暖房・浴室乾燥機・エアコン・テレビ付ドアフォン・タンクレストイレそして、造付キッチンと贅沢な造りになっています。
ここまで改修すれば、ほとんどの方にご満足いただける貸し家になったのではないかなと思っています。ご参考になれば幸いです。

寝室を隠すための目隠しのむこうに玄関が見える。小さな出格子は今回新設。

スプルースの板戸。左側にポストとインターフォン。庇も雨避けのために新調(GL鋼板)。

昔ながらの技法。2分の南部石を混ぜたモルタルを打ち、表面の石灰分を水で洗い流す。

左が玄関。右が寝室。梁組は既存。野地は断熱材充填の上杉板を張上。壁は漆喰塗。

天窓は硝子瓦。下にポリカ板を張る。壁の白木塗装の小梁、柱はいずれも付部材。大壁の上に断熱材を充填して真壁風にみせている。

壁についているリモコンはインターフォンと床暖房のコントローラー。

キッチンは造作家具。平屋なので、天窓越しにあかりを取り入れる。正面のクロスの色を変えてアクセントに。

TOTOネオレスト。覗かれないように高い位置に窓をつける。

TOTO製。カワック(浴室暖房換気乾燥機も設置)。

壁面にクローゼットと本棚を設置。借家ですがエアコンもついています。
3室しかない小さいお住まいですが、構造から直したので、4ヶ月以上の工期。工事のときはいろいろあって、ナカナカ大変でした。
大変贅沢な造りになっていますが、マンションの1区画を借りるくらいなら是非住んでみたい物件になったかと・・・
コレハなかなかいい物件デス。空き家をお持ちの方、是非一度検討されてはいかがカナ?
大変贅沢な造りになっていますが、マンションの1区画を借りるくらいなら是非住んでみたい物件になったかと・・・
コレハなかなかいい物件デス。空き家をお持ちの方、是非一度検討されてはいかがカナ?
現場監督 村上 幸男
