一部S造リノベーション
古いお蕎麦屋さんを、店舗兼住宅に改修するご依頼をいただきました。
一階は物販のお店になりますが、二階は和風モダンな住宅へのリノベーションです。
今回は、施主様が設計の仕事をされておられたので、当社もたくさん勉強させていただきました。
1)リフォーム前 建物の布基礎をやり直す
さぁー、これからかかります。
賑わっていた昔に思いを馳せます。
まず、車を置くスペースを確保します。
建物の不要な内装化粧材を撤去します。
なんと、鉄骨が出てきました。一部計画を変更します。
屋根は垂木を残して張り替えます。
足元が腐朽していたので、躯体を残して布基礎を打ちます。
躯体がしっかりと直ったので内外装に取り掛かります。
築山大工が、床の下張りをしています。
西川棟梁が、ユニットバス屋さんと打ち合わせ。
焼板の下地。通気胴縁を打っています。
2Fの内部にグラスウールを張り詰めます。
2)リフォーム後 生まれ変わった店舗と住宅
杉板張の外観。エアコンのダクトなど、余分なものを一切排してシンプルに仕上げています。
店舗部分も、モルタル押。黒と灰色のコントラストがきれいです。
このお住まいは、構造の異なる3つの建物が合わさってできていました。一番奥の平屋建の和室は、ほぼそのままの間取りを生かしています。天井の網代も、今ではなかなか手に入らないので再利用です。
青くみえる階段は施主様の支給品です。支えのない金属板で、支えがありません。
2Fは間取りを一新し廊下~リビングとつながっています。
床は桜。壁は杉板張。枡子の細かい建具は既存再利用です。
DKは天井高が低かったので、小屋裏の丸太をみせることにしました。
キッチンは、ナスラック。今お使いの器具を移設しています。
途中で引き継ぐことになり、心配をしましたが、常務がしっかりとフォローしてくれたおかげで大変助かりました。お施主様にはご心配をお掛けしましたが、よいお住まいが完成したと聞き、嬉しく思っております。
常務と一緒に仕事をするのも初めてでした。自分の気が付かなかったところが沢山見つかり、まだまだ勉強していかないといけないなぁと感じています。
富山では、今回は、良い材料を選び、時間と手間をかけた工事でした。大工も時間に終われることなく落ち着いて仕事ができたので大変ありがたかったです。
松原君のピザ屋のバイクは、社長が使ってるみたいです!