アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

北大路 17cmジャッキアップの家(続)

施工写真 ③仕上げ

 玄関内部。
 ジャッキアップの結果、玄関土間を15cmほど嵩上げしなければならなくなりましたので、全てやり替えています。
 土間は墨入りモルタルにて仕上げ。
 建具は既存建具を建合わせ直し、障子紙を張り替え、壁を塗り替えました。

 表の間です。  畳は表替え。
 壁は塗り替え。
 天井は張り替え。
 建具、ガラス戸は既存の建合せを行っています。

 中の間です。  仕上げは表の間と同じです。
 古い建具を掃除し、剥げている所に色を着け、建合せ直してきれいになりました。

 奥座敷です。
 畳のみそのまま仕様しています。
 他は全て手が入っています。
 かなりきれいになりました。

 2階廊下です。
 舞羅戸の押入がよく映えます。

 2階の洋間です。
 押入戸、間仕切戸には古いマイラ戸を再利用しています。
この戸も色のタッチアップ、建て合わせ等はしています。

 台所はすっかり変りました。
 システムキッチン・フロア材・壁ビニールクロスです。

 玄関から、表の間
 内外部全て、きれいに、昔のようになりました。
 内部にはいると落着いた雰囲気があり、安心感のある空間になっています。

 どうでしたか?
 いくら、家が倒れていても、手間をかければ昔の様に甦ります。
 そして、さらに子どもの代まで住みつづける事ができるのです。
 もし、あきらめて解体してしまったら、倍の予算をだしても、どこにでもある洋風の家しか建てることはできないと思います。
現場監督 村上 幸男
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