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こころに残るクラシック音楽ベスト10

 不思議なもので、音楽を聴くと、昔の風景・シーンを思い出します。
 たとえば、

 「交響組曲 宇宙海賊キャプテンハ―ロック」を聞くと、「エルンストの画集を読んでいる高校生の自分」

 「リラクゼーションミュージック いらいら解消(一時結構こういうのが流行りましたが・・・」を聞くと、「成績が悪くて支部長会で怒鳴られ、支部に帰る時、東関道の佐原から利根川を越えるあたりに広がる田園風景」

 「TMNのキャロル」を聞くと、「裏磐梯クロスカントリースキーを終えて帰る、ツアーバスの車中」

 を思い出します。

 あ、どれもクラシックではないですね (^^ゞ

№1 ゴールドベルクバリエーション(JSバッハ)/Gグールド

 私もご多分に漏れず、グールドの演奏が好きです! 亡くなる直前の録音の方が評価されてますが、私はどちらかというと、旧番の方が好きですね。だって、新盤は『うーうー』うなってる声が入ってて不気味だし、ゆっくりしたテンポの曲がことさらゆっくりしてて、時間取るし……。性格がイラチなのでパッパッとした演奏のほうがお気に入りです。

 アリアを聴くと昔、前の会社で寮生活をしていた時、毎朝FM東京でこの曲が新潮社のCMのBGMで流れていたのを思い出します。23歳の頃、この曲を弾きたいがために、電子ピアノを買い、練習した思い出があります (^^ゞ


№2 テヒリム(Sライヒ)
 いやあ、スティーヴ・ライヒ大好きですね!
 大学生の頃、現代音楽が割と好きで、ヴァレーズとかシェーンベルクとか武満とか聞きまくってたのですが、どうも聞いていて疲れてしまう (^^ゞ そうした中、見つけた作曲家がライヒでした。

 このページを読んでおられる方は、ご存知と思いますが、ライヒというとミニマムミュージックで有名ですね。同じ旋律を何度も繰り返しているうち、少しずつちがうフレーズに変わっていく。もう、好きで好きで、大学の時片っ端からレコード集めた記憶があります。
 テヒリムは、ユダヤ語で聖書の詩篇を繰り返し朗読する曲なのですが、いやあ、ユダヤ語は良くわからないけど、一通り唄えるまで歌詞を覚えました! 誰にも披露できないのがちょっと悲しいです。

 さて、学生時代の思い出を一つ。
 私は、「自分が気に入った曲を知らない人に教えてあげたい!」と常々思っていて、機会があるたびに披露する性格でした。ある日、友人たちと一緒に車2台で『考古学の調査』にかこつけて奈良に出かけることになりました。当時、お気に入りだったのが『18人の音楽家のための音楽』。
 これを、ずっと車の中でエンドレスに聞かせていたら、『うわあああ! 囚われの聴衆や~~』と同乗者に非難されてしまいました(笑)。
 やっぱ、趣味は人それぞれだと、その時、悟ったのでした(笑)。

 (追記)「CAVE」がイマイチだったので、最近followしていなかったのですが、2004年に作曲された「you are」は名曲です。
 70歳を越えても、こうした名曲を作れるなんて、ちょっとすごいです。(2006/2/20)

№3 マクロコスモス(Gクラム)

 この曲を聴いていると、星々の間に体が浮遊しているような錯覚になります。
 特に、最終楽章の『星屑の音楽』がVeryGood!
 アンプリファイされたピアノというのがこんなに味があるものだと始めて知った曲です。

 しかし、かなり心理学的にみて病んだ曲ですね。曲の途中に『闇の奥深くから聞こえるうなり声』をイメージした部分があるのですが、『おーーーおーーーう』とバリトンがホンとに唸るので結構聞いていて怖いです。 (^^ゞ


№4 交響曲第2番(シベリウス)
 小学5年生の頃の思い出です。カラヤンが最初にベストをだしたのが、LONDONレーベル(ウイーンフィル版)でしたね。このベストはほんとに発売から1週間でだいたい売りきれになるほど好評でした。私はクラシック大好き少年だったのですが、広告に踊らされて、初めて自分の小遣いでホルストの惑星(売れ残ってたから…)を買った記憶があります。ちなみに次に買ったのがチャイコのロミオとジュリエットでした。
 この売れ行きをみて、東芝EMIも『カラヤンベスト』を発売したのですが、これは録音も悪く、中にはモノラルを機械的にステレオにしたといったひどいのもありましたね。

 私は、ある日、お小遣いを握り締めてレコード屋にいったのですが、LONDON版は売りきれてて既に無し。そのまま家に帰るのも癪なので、仕方なく東芝EMIのなかから、売れ残ってるやつを1枚買いました。それがシベリウスの2番だったのです。
 ひどい録音でしたが、いやあ磨り減るほど聞きましたね。その後、パルビローリが出て生まれて始めて『同じ曲なのに2枚レコードを買う』ということをしました。
 透明感のあるほんといい演奏です。


№5 英雄の生涯(Rシュトラウス)

 英雄の生涯はほんと元気がでる曲。アルプスと並んで好きですね。
 独奏パートもあるし、聞いてて疲れないし、『評論家にいじめられている英雄(シュトラウス)』を思いながら聞けます!

 なんか、聞いてて物語を読んでいる気になりますね。『負けるなシュトラウス!』って感じですね。


№6 交響曲第4番(Gマーラー)

 マーラーの中で一番好きですね。
 聞いてて楽だし(こればっかり!)

 第4楽章のメゾソプラノの歌詞も、譜面買ってきて覚えました。
 車の中で、唄いながら走ると、嫌なことも忘れて気分転換できます。(^^ゞ


№7 前奏曲集(ドビッシー)

 これも、聞いてて楽ですね(笑)。

 今では、仕事中のBGMです。


№8 太陽の王子ホルスの大冒険サウンドトラック(間宮芳生)

 『これは、クラシックと言えないのではないか!?』という意見もあると思いますが、いやあ、間宮さんの声楽曲の中で一番好きですね。

 「湖わたるーーー小鳥ーーー、野原わたるーーーことーーーーーーり。るるるーーーるるーーーー」とか、
 「ルサンーーーは、ピリアに首ったけーーー、ルサンーーーは、ピリアに首ったけーーー」とか、今でも名曲だと思います。

 昔、サントラを買ったのですが、これって、CD出てるんでしょうか????


№9 管弦楽のための協奏曲(バルトーク)

 バルトークというと、『疲れる』という人もいますが、私は楽ですね。民族的な響きがあるからでしょうか。

 古いですが、この曲は今でもライナーを聞いています。


№10 アリアドネの冠(シェ-ファー)

 さて、この曲テープでしか持ってなかったのですが、引越しを繰り返しているうちにどっかにいってしまいました!

 誰か、テープ持っておられます??
 また、CDでてますか???

 是非、どなたか教えて下さい!! お礼しますので(笑)

 

おまけ♪
 
  ■私の好きなスティーブ・ライヒ
 
  ■私の好きなフィリップ・グラス
 
かなり趣味に走っていますがお暇だったらご覧ください。
(手を抜いてアマゾンで作りました)
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