アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

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こころに残るアニメーションベスト20

年を取ると、昔の事を良く忘れます。(^^ゞ
こころに残るアニメはまだまだありますが、参考までに、あと10作品挙げてみました。

おまけ

九州生乳販連のサイトはGOOD♪
お母さんがちょっぴりグラマーなのは、ミルクを飲んでいるからだそうです(笑)。
 
ちょっと「草原の子テングリ」を思い出しました。

(2008/7/9)

 中小企業家同友会で、体験発表会があり、私の生き様を発表してきました。
 そのなかで、「仕事ばっかりも面白くない。趣味も楽しまなくちゃ!」といい、集まった30名足らずのメンバーに大好きなSTREET MUSICをプロジェクター借りて上映しました。
わざわざ、この作品のために、パソコンDVDのリージョンコードを書き換えたんです。

 発表終了してから、呑み会があって、その場で、「面白かったでしょ?」と聞いたんですが、みんな、「一体何が言いたかったの? よくわからんかった・・・」
 ・・・・・・
 _| ̄|○  ・・・・・・
 別に言いたいことなんかないんだけどなぁ。。。
 ちょっと悲しかったです。
 (モンドリアンみて言いたい事聞く人いないのになぁ)

(2006/9/21)

 「Ryan」というDVDに大好きなStreetMusicが収められていると知り、迷わず購入!
 25年ぶりに再会する映像にわくわくしてたのに、「RegionCodeが違います・・・」
 絶句・・・

(2005/12/20)

 ファンタスティックプラネットを25年ぶりに見ました。
 高校時代に見たときは、自主上映会だったので、字幕がなく、フランス語がさっぱりわかりませんでしたが、やっと意味が理解できました。
 でも、『人間がアリンコにしか見えない』のは変わりません(笑)。

(2004/7/20)

№11~20

№11 梨の実(まんがこども文庫)
 1978年10月~翌年9月放映 原作:小山内薫 製作:グループタック
 ある日、近所の天神さまにお祭があるので、私は乳母をせびって、一緒にそこへ連れて行ってもらいました。私は乳母に手を引かれて、あっちこっちと見て歩く内に、ふと社の裏手の明き地に大勢人が集まっているのを見つけました。
 そばへ寄って見ると、親子らしいお爺さんと男の子が立っていて、それが大勢の見物に取り巻かれているのです。
 「ええ。お立ち合いの皆々様。わたくしは皆様方のお望みになる事なら、どんな事でもして御覧に入れます」すると見物の一人が、大きな声でこうどなりました。「そんなら爺い、梨の実を取って来い」
 ところが、その時は冬で、この寒空にこの土地で梨の実を手に入れる事は出来ません。
「わたくしは今梨の実の沢山になっているところを知っています。それは」と空を指さしまして、「あの天国のお庭でございます。ああ、これから天国のお庭の梨の実を盗んで参りますから、どうぞお目留められて御一覧を願います」
 爺さんはそう言いながら、そばに置いてある箱から長い綱の大きな玉になったのを取り出しました。それから、その玉をほどくと、綱の一つの端を持って、それをいきおいよく空へ投げ上げました。

 まんがこども文庫というと、日本昔ばなし同様、動画でみせるというより、ストーリーでみせるという感じでした。また、割と音楽にも凝っていて、日本の現代音楽家のBGMが流れ、結構お気に入り。
 なかでも、『梨の実』は、画面にただよう独特の不気味な雰囲気が群を抜いていて、友達にビデオを見せまくった記憶があります。
 あのビデオどこにいったかなぁ…

№12 ストリート・ミュージック(ライアン・ラーキン)
 1972年 カナダ 9min 水彩画アニメ

 これまた、地味ですねぇ… ストリートミュージシャンのリズムに乗って、いろんなメタモルフォーゼが繰り返されるという、ただそれだけの作品なのですが、場が和むので、カナダ大使館からちょくちょく借りていたのを思い出します。アニメだと、別にストーリーなんかなくても全然OKって感じですね。
 こういうのをみると、すぐぱらぱらアニメを作りたくなってしまうんです(^_^メ)

№13 バヤヤ王子(イルージ・トルンカ)
 1950年 チェコ 78min パペットアニメ
 母がいなくなり、父と二人暮らしのバヤヤは、白馬となった母の助けを借り、三人の姫をドラゴンから救うために戦う。
 しかし、姫達は、騎士の姿のバヤヤに恋をしても、すぐそばで音楽を奏で、バラを捧げる青年が、自分を救ってくれた騎士だとは気付かない。
 末娘の姫の投げたリンゴはバヤヤの足下に転がるが、姫は騎士のことが忘れられず、バヤヤの求婚を退ける…

 はじめてバヤヤを観たのは、大学生になってまもなくだったと思います。
 わざわざ「あにめ」を観るためだけに、京都から大阪まで行きました。
(その後、「ネオファンタジア」を観るためだけに、東京に行ったりもしました。タガがはずれると何でもできます(笑))
 画面が本当に幻想的で、夢を見ているような心地よさ。アニドウで、8㎜フィルムの販売が騒がれていた時、本当に買おうかと悩みました。(映写機も無いのに…)

№14 スカラブス(ジェラルド・フライドマン)
1971年 仏 13min 切絵アニメ

 京都には、日仏学館というのが、京都大学前にあって、すこぶる便利が良く、しかも、フィルムをタダで貸していただけたので、暇があれば借りて観てました。
 会議室を借りて、酒を呑みながら、「次の作品は当りかなぁ…」などと考えながら16㎜映写機にフィルムを装填していたのを覚えています。
 NFB・ソ連・ベルギーと違い、割と当たり外れが多くて上映時間が苦痛の作品も少なからずあったのですが、なんか宝探しをするような気持ちになっていたものです。
 そうしたなかでの、貴重なアタリがこの作品です。
 キリコの絵が動く…といえば解りやすいでしょうか。ラストの「町中の人たちがコインを弾きはじめる」シーンが忘れられません。

№15 生存競争(ポール・ドリエッセン)
 1979年 カナダ 7min
 男達が隊列を組んでいる。男から隣の男へ何かの合図であるかのように、ひじてつを打ちそれが次々に伝わって行く。そんな無彩色の男達の中に一人だけカラフルな調子はずれの男がいて…。

 私が社会人になってから出会った作品です。
 なんにも、メッセージ性はありません。(^_^メ) NFBのカタログに「生存競争」とあり、作品解説もかなりまじめそうだったので、フィルムを借りずじまいだったのですが、ちょっと後悔しています。
 観た後に全身脱力感に打ちひしがれ、やる気がなくなること請け合いです。

№16 朝鮮アザミ(ベルギー、作者不詳)
 10min弱 ベルギー 実写コマ撮アニメ
 画面には、皿と朝鮮アザミと指とナイフとフォークしか登場しない。最初は、アザミと指が仲良くしているのだが、そのうち、1枚1枚表皮がはがされていく…

 学生時代、京大西部講堂を拠点に活動をされていた、「オルフェの袋小路」さんの上映会にはかなり頻繁に出入りしていました。
 『アンダルシアの犬』とか『詩人の血』といったアヴァンギャルトな作品を選んで上映されていたのですが、その中で出会った作品です。
 朝鮮アザミは、そもそも皮を剥いて食べるもので、単に擬人化しているだけなのですが、まよなかのバラック小屋で見るとかなり怖いものがあります。

№17 新世紀エヴァンゲリオン(庵野秀明 GAINAX)

 有名になりすぎちゃいました。ただ、この作品がでたおかげで、アニメの話で「普通の人」と話ができるようになりました(^_^メ)
 TV放映のラスト3話は、「ブームにならなかったら、絶対テレビで放映できない」位に前衛的…  勢いでやっちゃったようで、うらやましがってるアニメーターも多いだろうなぁ…と、変に勘ぐってしまいます。

№18 セメダインボンドシリーズ(はらひろし)

 PAF(プライベートアニメーションフェスティバル)で、いつも上映されていました。
 いわゆる「パラパラアニメ」なんですが、結構笑えます。 はらさんって、歯医者さんなんですよね。こういう発想の人がお医者さんだったら、ひょっとして痛くないのかしらん…

№19 手袋(ロマン・カチャーノフ)
1968年 ロシア 10min パペットアニメ
 女の子は、かわいい犬が欲しい。近所で生まれた犬を貰いたいのですが、ママは許してくれません。
がっかりしていると、自分の小さな赤いミトンの手袋が子犬に変身して・・・。

 子供の無邪気さ、純真さに心温まる人形アニメです。この作品は大学の頃に流行って(おいおい、どこで流行ったの??)、大学のアニメ研で、この女の子がチュブラーシカを抱いているトレーナーを作ったりしてました(誰もわからないって!)。

№20 岸辺のふたり(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィッド)
2000年 英オランダ合作 8min 父と娘が自転車に乗り走っていた。やがて父は娘を岸辺に残し、ひとりボートで何処かに去って行った。
幼い娘は毎日のように岸辺に通うが、いつまで経っても父は帰って来ない。そして時は流れ、娘は恋をし、結婚して母になり、さらに年を重ねる…。

 DVD買ったので、やっと見ました! ちょっと反則のストーリーですが、『人生ってなんだろう・・・』としみじみ感じさせられます。
 こんな作品も、DVDで気楽に買えて、自宅で観られる・・・ なんと、贅沢な時代になったことでしょう。お手軽で「こんな楽していいのか?」と思う反面、すぐリピート再生できちゃうのが嬉しいです。

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