研修風景

(女性が5名も! 華やかになりました)
2024年 大工建築技術研修 in 大阪・兵庫
今年は、現場監督の嶋林君が、計画を練ってくれました。
いつもの通り、バスでは、建築関係DVD三昧です。
最初は大阪木材仲買会館の見学です。
耐火木造架構「燃エンウッド」でできた建物です。
まずは、会議室でレクチャー。
木の殿堂を目指した建物で、世界中から見学者が訪れるらしいです。
木材をふんだんに使った建物ですが、不燃処理するのに、すごく費用が掛かったらしいです。
街中で木を使うのは、気を使いますね(おやじギャグ)。
次に訪れたのが、竹中大工道具館。
以前にもこの研修で訪問したのですが、その後建て替えられ、展示品も充実されました。
お茶室の展示物に入って、亭主っぽく振舞う足達棟梁。
圧倒の展示物を見て回ったのですが、その後地下で、砥ぎ者をしている方が!
なんと、O棟梁の一番弟子のNさん!!
皆で、ガラス越しに見つめていると、気づいていただき、鍵を開けて間近で見せて頂きました!!
泊りは、神戸太山寺温泉。会議室みたいなところを貸していただいて晩御飯です。
今回の研修について、企画した嶋林君から開会の挨拶。
いつも安い旅館探して泊まっていたのですが、本当に高くなりました _| ̄|○
お酒を飲むメンバーで二次会。
左から、牛田大工、嶋林監督、足達棟梁、米沢監督。
年長者が多いですね!
こちらは、お酒を飲まないメンバー。
左から、柴田監督、三谷大工、斉藤大工、益倉見習、植松大工、島田監督
若手が多いですね!
翌日は、三木市の株式会社常三郎さん。
皆が大好きな刃物屋さんです。
まずは三代目社長の魚住さんからレクチャー。最近は海外の方の購入が増えているようです。
念願の工場見学。
大工の栗木さんがカンナ刃の焼入を体験。
火が入るとかなり熱いらしいです。
いつも、大工さんが使っている道具がどうやって作られているかを、詳しく学びます。
作り手と使い手の交流。いいですね~
「道の駅みき」で昼食がてら展示物を見学した後、ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)へ。
原設計フランク・ロイド・ライトの重要文化財です。
最初に、館長さんからレクチャーを受けます。
これでもか!というくらい、多い凹凸(^^
掃除が大変そうです。
当社が手掛ける建物とは対極にありますが、これも勉強です。
最後に訪れたのは、ヒラヤマさん。
当社にて、毎週産業廃棄物を収集していただいている業者さんです。
想像よりもかなり大きな会社でした。
大量の廃棄物の山にびっくりです。
ここの労働者は半分以上が海外からの出稼ぎ労働者さんたち。
みな、本当によく働かれ、頭が下がります。
円安で仕送りできずちょっと可哀そうでした。
今回、研修旅行を通じて、木材や大工道具の大切さや面白さを勉強したり、産業廃棄物処理施設で、暑い中1つ1つゴミを分別処理している方を目の当たりにして、有り難さを学びました。
特に印象的だったのは、三木市の鉋加工場の壁に貼っていた言葉で
「常に謙虚であれ」が残っています。工場長さんと何度かスケジュールの打合せしている時にそれをとても感じました。人との接し方を学ばさせていただきました。
今回、いろんな施設の方に無理なお願いを利いて頂きありがとうございました。また訪れたいと思います。