アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

下鴨の京町家

リフォームの前と後

 昔、小さい頃にすごした京町家。
 どうしても仕事で、首都圏に離れなければならなくなりました。
 それから数十年。長い年月を経て再びご実家に戻ってこられることになりました。
 
 いろんな思い出がたくさん詰まった町家だからこそ大切に残したいものです。
 
 長い間空き家にしていてごめんね。これからは、末永く苦楽をともにして住みつづけていただけると思っています。

 文章をクリックすると施工後、をクリックすると施工前の写真になります。ここに簡単な解説を表示します。

京町家を『美容整形』ではなく『骨格』から直す

 家族が増えるにつれ何度もリフォームされた京町家。
 
 遠隔地にお住まいだったが、メールと写真で進捗をお伝えし、痛んでいるところは隠さず報告。安心して住んでいただくために、協力業者さんと一緒に最善を尽くした。
 
 工事中の写真をいくつか抽出。どんなリフォームをしたのか参考までにお伝えしてみたい。

 文章をクリックすると施工後、をクリックすると施工前の写真になります。ここに簡単な解説を表示します。
 最初は、『解体して新築したい』との相談を受けた。理由を聞いてみると、車を置くスペースが欲しいからとのこと。いつも道路一杯に建てられている町家にとって、駐車場は避けて通れない問題。しかし、今回は、町家の保存を優先することになった。町家の改修をなりわいとするわれわれにとって、本当に良い選択をいただいたと思う。
 今回も、元の姿に再生。もちろん、長く住み続けるために『見かけ』だけではなく『見えないところ』まで手を加える。苦労も大きいが、竣工したときの達成感はなんともいえない。
 
 蘇った『構造』は、それ自体が『意匠』。そんなに厚化粧しなくても十二分に美しい。
 骨(構造)を直し、内臓(設備)が一新された京町家。安心で美しい空間が再生できたと思う。
現場監督 小野 敏明 
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