アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

新築京町家0

 なんと、〇〇国の〇〇市に京町家を輸出することになりました。
 当社の担当は、木工事と板金と瓦と塗装工事。かなり大きな町家のファサードを「本物の材料」と「伝統的な技術」で再現する仕事です。
 正直海外案件はやったことがなく、不安がいっぱいでしたが、意外と楽しく工事を進めることができました。

新築までのみちのり

工事現場に向かう道すがら

 まず、現場調査に伺います。何もないのどかなところ。
 日本の仕事も忙しいので、3日で一通り気になるところをチェックします。

下見記念写真

 事前調査は大工の牛田君と三谷君と私の3名です。
 今、写真を撮っているあたりで新築することになります。

第二倉庫で施工図作成

 まず、大工さんが実際の収まりを考えて施工図を描きます。
 平面図を見ながら打ち合わせをしているのは足達君と三谷君。
 奥で製図をしているのは大工の桜井君です。

墨付および刻み

 輸出するにあたって、いったん日本で材料の加工をします。手前にいるのは、大工棟梁の足達君。
 梁材を削っているのは大工見習の高倉君です。

仮組

 輸出して組めないと困るので、いったん日本で仮組します。
 左の写真をみると人見梁に腕木がでているのがわかりますね。
 出格子の柱を入れているのは、大工の桜井君です。

化粧材の加工

 大工の富樫さんと山脇さんが、内装化粧材を加工しています。今回は、ほぼ総桧で内装を仕上げます。
 部材が多いので、番号をたくさん振っています。

解体・塗装

 仮組が完成したら、バラシて、塗装し、ビニールで梱包します。
 梱包する際も、部材の大きさや数量を細かく記入します。
 そのうえで、船積依頼書、インボイス、パッキングリストを作っていきます。

輸出準備

 梱包したら、コンテナを作って、輸出の準備をします。
 大きな部材でコンテナに入らないものは、ロープで括ります。

物流倉庫に搬入

 当社の倉庫から搬出して、現地の物流倉庫に搬入するまで、約1ケ月半もかかりました。
 材料が腐っていないか、反っていないか心配しましたが、比較的大丈夫でした。

建て方準備

 大量の部材を並べ替え、建て方の準備をします。
 部材を探し出すだけでも一仕事です。

記念写真

 左から、牛田秀・三谷・足達・栗木・牛田塁・高倉・中村・桜井・石井・高橋君。
 いずれも大工さん。今回は、総勢10名で組みました。

三階建の京町家

 何棟も繋がっている町家を作りましたが、これはその中でも一番大きな町家。
 京町家の伝統を忠実に守り、下屋は板庇で、木熨斗・前包・須覆もついています。

現場打合せ

 残工事を書出し中。一体いつ終わるのかわからないと、帰りの飛行機の手配ができません。
 左から、大工の、牛田秀・桜井・牛田塁・三谷・足達君。
 残るもの、帰るものを決め、人数が多いときじゃないとできない工事は早めに片づけます。

瓦・樋の取付

 瓦と樋を取り付け、左官もあらかた終わりました。
 ガラスや電気はこれからです。塗装漏れや、簾掛等の細かな部材の点検をします。

追加板塀の制作

 最後に、追加でご依頼を受けた板塀の制作をします。
 柱金物や駒寄金物など、残工事も一緒に片づけます。

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 海外で仕事をするといっても、国内とすることは変わりません。ただ、材料や金物が足りないと、誰かが手荷物でもっていかないといけないので、結構気を使いました。
 一番大変だったのが、大勢の大工さんたちの連携です。
 普通は一つの現場に主任さんが一人なんですが、今回は大きかったので一人に絞れなかったので、、、
 でも、本当によい経験になりました。
現場監督 荒木 勇/小野 敏明
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