アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

京町家に興味がある方へ

 自分で勉強するのもいいし、町家関連の団体に入会するのもいいですね。
 町家の楽しみ方は人それぞれです。

書籍等でなりたち・しくみなどを調べる

 ただ、京町家を眺めるだけでは、なぜそんな間取りなのか、なぜそんな材料が使われているのかわかりません。たとえば、ミセニワの上に「木置」という部屋があってもなぜそんな名前なのか知りたいですよね。また、綺麗な奥さんでも、なぜ「嫁隠し」の裏に隠れないといけないのか知りたいですよね。そういう時に、少し学習すると理解が深まります。
 お勧めの本を少し紹介します。

町家再生の技と知恵 京町家作事組著 学芸出版社
 町家の歴史・間取・意匠などから始まり、町家の建て方を図版を用いて解説しています。実際の改修事例も掲載されています。当社も参画しています。僕も、講演とか頼まれると、この本を熟読して臨みます(^^)
町家えほん      松井薫著 PHP研究所
 福ねこさんとお豆さんが、町家を案内してくれます。町家の随所にみられるさまざまな工夫を会話形式で教えてくれます。子ども向けみたいな仕立てですが、大人が読んでも十分楽しめます。
 松井先生は設計士さんで、当社でもお付き合いがあります。
京の町家      島村 昇 著 鹿島出版会
 写真、平面図、断面図、模式図、庭の詳細図などたくさんの資料が掲載されています。少々専門的ですが、生活様式に基づいた視点で語られるので、「京町家はなぜそうなっているのか」がわかります。
町家棟梁 荒木正亘・矢ケ崎善太郎著 学芸出版社
 これは名著ですね(^^♪) 町家の話というより出入りの大工さんの思い出話です。親父が苦労したのがよくわかります。親父が講演して笑いを取るエピソードなんかも入っています。

NPOに相談する/入会してみる

 京町家と名の付くNPOもたくさんできました。
 全ての団体の内実を知っているわけではありませんが、僕が参画している以下の団体でしたら、いろんな情報を教えてもらったり、悩み事を聞いてもらったりできると思います。ただ、設立されて年数が経過しているので、少し年齢層が上がっているのが気になります。

NPO法人 京町家再生研究会
 研究者、技術者、町家居住者達が集まり、京町家の保全再生に向けて調査、研究、提言、広報などの活動をしています。
 
理事長:宗田 好史
事務局:小島 冨佐江
住 所:〒604-8214 中京区新町通錦小路上ル百足屋町384
tel:075-221-3340
fax:075-231-0727
一般社団法人 京町家作事組
 実際に京町家の再生に携わる職人集団です。京町家を生きた教材とし、伝統木構法による町家再生技術を継承するのが狙いです。
 京町家の改修相談も受け付けています。
 
理事長:木下 龍一
事務局:内田 康博
住 所:〒604-8241 京都市中京区三条通新町西入ル釜座町32番地
tel:075-252-0392
fax:075-252-2392
京町家友の会
 作り手だけでなく、住み手側から京町家の保存に理解のある方を集めようと発足された団体です。京町家の勉強会や見学会を開催し、情報交換を行うとともに、町家職人の技術、工法 等を学び、併せて会員相互の親睦をはかっています。年会費4,000円なので気軽に入会できます。
 
会 長:松村 篤之助
事務局:山田 公子
住 所:〒604-8214 中京区新町通錦小路上ル百足屋町384
tel:075-221-3340
fax:075-231-0727
認定NPO法人 古材文化の会
 貴重な木造建築の保存と再生を促進することと、保存がかなわず消失しようとする古い木造建築部材を資源として再利用していくことを意図して設立された団体です。年会費1万円です。いろんなイベントが開催されているので、参加されるかたはお得だと思います。
 
会 長:日向 進
事務局:白石 秀知
住 所:〒605-0981 東山区本町17丁目354番地
TEL 075-532-2103
FAX 075-551-9811
特定NPO法人 日本民家再生協会
 京町家よりももっと広い範囲の伝統的建築物を対象に活動されています。「日本の民家を次代へ引き継ぐ」を理念として掲げ、活動を展開されています。近畿支部にいる私がいうと身も蓋もないのですが、首都圏でのイベントが多いので、京町家が好きだけど首都圏に住んでいる方は、お勧めです(^^)

会 長:公文 大輔
住 所:〒102-0085東京都千代田区六番町1-1
Tel:03-5216-3541
Fax:03-5216-3542

まちせんに行ってみる

 正式には「公益財団法人京都市景観まちづくりセンター」と称します。河原町五条を下がったところにある「ひと・まち交流館 京都」という大きなビルの地下一階にあります。
 ここに来ると、たくさんのチラシ・資料・セミナー案内などが置いてあります。また、常時係員がいていろんな相談事にも乗ってもらえます。
 京町家ファンドや京町家カルテもこちらの窓口です。

検定や資格を取ってみる

京町家検定
 インターネット上で応募するご当地検定の一つです。不動産会社の株式会社八清さんが運営されています。無料なうえに、上級コースで合格すると鍾馗さん携帯ストラップがもらえお得です。
 毎年1回開催されているようです。
 そんなに難しくないので、腕試しのつもりでチャレンジされたらと思います。
京都市文化財マネージャー(建造物)
 育成講座では,歴史的建造物の保存・活用とそれを生かしたまちづくりについて,講義と演習で実践的に学びます。なんと計66時間。半年間、隔週土曜日潰れます。グループ発表などもあり、準備が結構大変です。
 でも30,000円の参加費で、いろんな先生方が教えにきてくれるので、ありがたいですし、マネージャー同士の会(KOMO)も活発に活動されています。
京町家作事組 棟梁塾
 現場での実習、町家の技術を学ぶ座学、改修実例や古建築の見学、町家にかかわる文化の体験を学びます。1年半もの長きにわたり隔週水曜日の夜と、月1回日曜日が潰れます。宿題などもあり、本当に大変ですが勉強になります。受講生同士の絆も生まれます。
 全部受けると約20万円かかりますが、それだけの値打ちがあります。
 当社会長がずっと塾長をつとめているのですが、今後どうなるのか、少し心配しています。

京町家を利用する

町家で食事をする 
 たくさんの紹介本がでています。わりと売れているのが「町家でごはん」リーフ・パブリケーションズ。ただ、食事の良しあしが第一なので、なかには、少し危険な町家や内装が洋風になった町家もあります。
 京町家作事組が監理した町家は真壁荒壁造が多いので、お勧めです。
町家に泊まる
 これもピンからキリまでありますね。1925年以前の町家は特例で受付が不要な場合も多いです。ですので、そっくりそのまま残っている建物もあります。
 しかしながら、「以前、誰かが住んでいたそのまま」の町家もあります。外観だけ町家で内装は昭和の雰囲気という建物もあります。
 町家ブームも一息ついたので、だいぶ価格も下がってきました。内観写真をよくみていいお宿を探してみてください。
町家を見学する
 見学が可能な施設や、貸会場などもあります。常時見学させてもらえるところもありますが、鉾町などは祇園祭の時だけ開放されるところもあります。
 こうした町家は立派な建物が多く、準棟纂冪があったり、2列型だったりします。一般庶民が住む町家とは違いますので、ご注意ください。
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